石川県輪島市・珠洲市での地場産業見学と市民交流 (能登ツアー)

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能登の地域活性化に取り組む 認定 NPO 法人紡ぎ組・輪島商工会議所の後援により、3 月 16 日~18 日に2 泊 3 日の行程で輪島市、珠洲市へのツアーを行いました。輪島市、珠洲市の企業を視察し日本企業の技術を学ぶとともに、仁行和紙、輪島塗、朝市などの伝統文化・風習を体験したり、金沢大学での大学関係者や市民との交流したりするなど充実した3日間を過ごしました。

Noto Visit Burner
能登燃焼器工業株式会社では、珪藻土(藻の仲間・珪藻の死骸が海の底に沈んで堆積し、長い時間をかけて分解され、最後に残った殻が化石化した岩石)採掘と七輪・耐火ブロック制作の現場を視察。Majd とAmal は、珪藻土の特徴である熱効率の高い断熱性と耐火性を生かした製品が軽量であることに驚き、土やブロックの構造について熱心に質問しました。ガザでも七輪と似た簡易炭火コンロが使われており、軽量かつ細部まで美しく仕上げられた七輪と同様の製品を生産する方法につき思いを巡らせていました。

Noto Visit Concrete factory
株式会社新出組では、生コンクリート工場を視察し、複数の粗骨材、焼却灰、減水材を混ぜ制作される土木資材と、生コン製造過程を視察しました。土木資材は、Majd の Green Cake と同じ材料で制作されていたことから、粗骨材の種類や混合割合に関する複数の実験結果を共有いただき、Majd が今後ガザで入手可能な代替材料を検討する際の重要な情報となりました。

Noto Visit Block
玉木運送株式会社では、建築ブロックの制作過程・現場を視察。Majd は、材料混合の割合や手作業で混ぜる際の工夫など、自分の製品と比較しつつ質問を行いました。

Noto Visit recycling
能登リサイクル組合では、廃材や樹木の破砕機、木材チップのリサイクルについて説明を受け、Amal は、 初めて目にする破砕機の構造や部品の材質について熱心に質問を行っていました。

Noto Visit washi
能登仁行和紙では、人工的な燃料や材料に頼らず、全て現地の自然素材を原料に制作されており、美しい草花があしらわれた和紙に Majd と Amal は感嘆の声をあげていました。視察後、仁行和紙のようなデザインはガザでも人気であるため、紙を再生し、草花をあしらうデザインの文房具制作のビジネスアイデアを早速話し合っていました。その他、塩田、 朝市、輪島塗の職人の家、輪島漆芸美術館を訪問し、能登の文化と風俗を堪能していました。

Noto visit Kanazawa uni
金沢大学能登学舎では、ガザの現状とそれぞれのビジネスアイデアについて企業家 2 人が発表し、市民及び大学関係者約 15 名との交流を実施しました。参加者からは、メディアを通じた報道ではなく、ガザで力強く生きる企業家に接し、さらに現地を知りたいという気持ちと、勇気をもらったとの感想が多く寄せられました。

Noto Visit Tsumugigumi
能登訪問を通じ、企業家 2 人は、美しい自然とそこで育まれた多様な産業・文化に大いに感銘を受け、ガザに置き換えた場合の新たなビジネスアイデアの検討を開始していました。