優勝チームGreen Cakeの紹介

Posted on Posted in Activity Report, Business Contest 2016, Green Cake


優勝チームによれば「Green Cake」とは、発電用に燃やしたあとに出る灰を中心に、幾つかの素材と組み合わせ、再利用した建設用ブロックのこと。現在ガザで使用されている、イスラエルから輸入された資材を用いて作るコンクリートブロックと比較すると、様々な特徴があるとのことです。

環境に優しい
世界の多くの国やガザ地区でも大量に作り出され、環境汚染につながる灰を主原料としてリサイクルしています。そのため、本来地面に埋め立てられ、地下水に悪影響を与える灰の量を削減し、同時に資源として有効活用することができます。

安い、軽い、強い
砕石や砂ではなく、より安い灰という原料を使うことで生産コストを従来の建設用コンクリートブロックの約25パーセントカット。また、Green Cakeは重さが既存製品の約半分ですが、ブロックひとつひとつの頑丈さも保証されています。これらの特徴は、繰り返される戦争で破壊されたガザの家々の修復作業の生産性を高めることが期待されます。

より良い品質
この安い、軽い、強いGreen Cakeですが、全体の約50%が気泡でできているため、実際の品質テストでは断熱材や防音材としても優れた効果が証明されています。

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Green Cakeのサンプル

尚、石炭火力発電所などで排出される灰をセメントと混ぜ、コンクリートブロックに再利用する類似の技術は日本をはじめとする他の国でも見られ、比較的ガザと気象条件が近いエジプトなどでも高い需要があることから、今後の展開が期待されます。

私たちは、Green Cakeへの経営支援の一環として、日本企業、公的機関などの協力も得つつ、今後このコンクリートを分析し、必要な技術アドバイスを行っていく予定です。

・チームメンバー

Green CakeチームはリーダーのMajd Almashharawiさん(22歳、土木技師) を筆頭にRawan Alattefさん(土木技師)、Ayah Qmailaさん(マーケター)、Wasef Sallaqさん(アシスタント)の4人で構成されています。

ガザ地区では1日に約20,000個の建設用ブロックが必要とされているにも関わらず、壁による輸入の制限や限られた技術と資源などの問題で需要に合った供給ができていません。この点に着目し、彼らはGreen Cakeを考案、開発したそうです。

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