*外務省ウェブサイトより
地中海の東、四国ほどの大きさのこの地域は、長い間、紛争が続いています。
イスラエル
面積:2.2万平方キロメートル(日本の四国程度)
人口:約852万人
パレスチナ・西岸地区
面積:5,655平方キロメートル(三重県と同程度)
人口:約279万人
パレスチナ・ガザ地区
面積:365平方キロメートル(東京23区の約6割)
人口:約176万人
度重なる紛争により、多くの犠牲者を出しています。
中でも、ガザ地区は、世界でも最悪の状況と呼ばれています。
人口の80%が援助を受けているにもかかわらず、39%が貧困ライン
失業率は43%。若年層に限ると、60%以上になります。
1994年から2014年まで、他のアラブ諸国や低所得国が200%以上の高い経済成長を遂げ、同じパレスチナの西岸地区も経済を伸張させているにもかかわらず、ガザ地区の成長率は数%に留まります。
さらに大きな打撃となったのは、2014年の50日間に及ぶ「ガザ戦争」
GDPの15%に当たる4.6億ドルの経済損失をもたらしました。
イスラエル軍の攻撃によって破壊された建物の再建も進まず、電気、水道などのライフラインも不安定な状況が続いています。
UNRWAなど国際的な支援も入り、教育を受け、社会を担うことができる若者も育っています。
しかし、貧困、ライフラインが脆弱さ、働き口の少なさ・・・と多くの困難に直面し、その力を発揮できずにいます。
今、人々の苦しみを減らし、そして平和への希望をもたらすためには、
経済的な立て直しが不可欠であり、そのチャンスを作ることが求められています。
*参考
The World Bank(2015年) Economic Monitoring Report to the Ad Hoc Liaison Committee
ガザに関する報告

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